米津玄師さんと言えばLemon。2018年の紅白歌合戦は本当に印象的でした。今回は米津玄師さんのLemonについて、ちょっと解説したいと思っております。Lemonの本当の意味や由来など。
また、せっかくのなので米津玄師さんの高校や専門学校、そして得意のイラストレーターについても紹介します。気になる人はこの記事を読んでみてください。
【米津玄師】Lemonの意味やイラストや出身高校など
米津玄師さんは徳島県出身で高校は徳島にある徳島商業高校。そして、美術の専門学校へ入学するも、途中で学校を辞めています。ご本人談ですが、小さい頃から人と接するのが苦手だったようです。
家に引きこもってネットで音楽の動画をアップし、ネット上で知られるようになりました。最初は主にハチという名前でボカロ曲を作っていました。この頃はネット上で有名でしたが、世間一般ではあまり知られていませんでした。
作詞、作曲、動画のイラスト、演奏、それら全てを自らこなせる才能のあるアーティストです。作詞、作曲も魅力的なこともさることながら、動画の絵も雰囲気のある絵で曲とピッタリ合っています。それがネット上で人気が出た要因の一つだと思います。動画で「ゴーゴー幽霊船」「vivi」「アイネクライネ」を初めて再生した時は本当に衝撃的でした。
この「アイネクライネ」という曲が東京メトロのCM曲として使用されました。これを機に彼は一般的にも有名になって行きました。その後「サンタマリア」という曲でメジャーデビューし、2017年にはアニメ「打ち上げ花火、下から見るが?横から見るか?」の主題歌「打上花火」などをリリースしました。
老弱男女が彼について広く知るようになったのは、ドラマ「アンナチュラル」の主題歌で使用された「Lemon」という曲の存在が大きかったと思います。この曲で2018年紅白出場を果たしています。
有名のきっかけとなった【アイネクライネ】
「アイネクライネ」は曲、歌詞も表現豊かで、色付きのイラストも米津玄師さんがどういうアーティストかということが分かりやすい曲です。彼の曲はメロディー、歌詞、映像の融合がとても魅力的で、とくに動画が分かりやすいのが更に魅力的です。
この曲は動画の中でも人気のある曲で、私もとても好きな曲です。イラストの色も美しく、音楽や歌詞とのタイミングもマッチしており、何度も動画を再生したくなります。
この曲の歌詞や動画を最初から最後まで見て行くと、物語性があり、その物語が少しづつ進行して行きます。女の子の心境に添って背景の色が明るくなったり、暗くなったりします。
この明暗の切り変わるタイミングも音に合わせてメリハリがあります。このような所もこの曲の魅力の一つになっていると思います。
『消えない悲しみも綻びもあなたといれば「それでよかったね」と笑えるのがどんなに嬉しいが』
『あなたが居場所を無くし」彷徨うくらいならばもう 誰かが身代わりになればなんて思うんだ』
という歌詞やそれ以外の歌詞も、恋愛だけではなく、親子、友人のことを思い浮かべることができる歌詞だと思います。
恋愛の歌詞を書いているけど、結果的に恋愛以外の人間関係の歌詞にも捉えることが出来る深みがあります。と言うことで、私はこの曲が非常に好きです。もちろんこのことは他の曲にも共通していると思います。
イラストについて
米津玄師さんのメジャーデビュー曲のサンタマリアという曲のプロモーションビデオは初めて本人が出てきます。このPVに出てくる絵本は、絵も米津さん自ら描いたものです。
絵本の文はサンタマリアの歌詞です。絵本はサンタマリアのCDの限定予約生産盤の特典として付いており、数量限定だったため、現在廃盤になっており、手に入れることが出来ません。
彼の絵はシャープペンシルで描かれたものが多く、デビューアルバム「diorama」のジャケットも、米津玄師がシャープペンシルで描いたそうです。
ジャケットのイラストは、シャープペンシルだけで描かれたものに思えないほど迫力があり、彼の個性が出ているイラストだと思います。学生の頃は漫画家にも憧れたことがあるそうです。
動画においてもイラストを動かす才能、ストーリーを作る才能、両方を兼ね備えており、アニメの映画も作れるのではないかと思うほど個性と魅力を感じさせられます。
生い立ち
米津玄師さんは徳島出身で「ネットがなければ、自分が今このようにはなっていなかった」と動画で語っていました。
彼が小学校の頃に家にパソコンが導入され、それからパソコンを使って音楽を作ることに夢中になったそうです。徳島にはCDショップも少なく、音楽が盛んな地域でもなかったため、パソコンがあったお陰でありとあらゆる曲を聴くことが出来き、影響を受けたとのことです。
一人でパソコンを使い音楽を作ることが出来る環境も原点になったようです。彼はネットで動画をアップする前には、バンドを組んでいましたが、その後バンドは解散したようです。才能のあるアーティストなので、他の形で有名になったかも知れませんが、ネットが音楽と彼を出会わせたからこそ、今私たちは彼の音楽を聴けるのかも知れません。それほど彼にとってネットは重要なコンテンツだと思います。
Lemonの意味や本当の由来とは
この「Lemon」という曲は、ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として書き下ろした曲です。ドラマは死を扱う内容でした。ドラマの制作側から「傷ついた人を優しく包み込むような曲を作って欲しい」という注文を受け、歌詞を書いたそうです。
しかし、歌詞をワンコーラス作ったところで、彼のお祖父様が亡くなられたそうです。それを機に彼は果たして自分は死に対してちゃんと向き合うことが出来たのだろうか、ドラマの曲として成立するのだろうかと悩んだようです。
そんな中ドラマの制作側が、どのタイミングで曲を流すかを考え抜き、1話と2話が放送されました。彼も曲が流れるタイミングを聞いて、この曲以外になかったのではないかと語っています。ドラマの制作側の愛情と妥協のなさに感動したそうです。こうして「Lemon」は納得する楽曲となり完成しました。
おわりに
人気曲であるLemonには実は上記のような背景があったのですね。互いの妥協のない思いゆえにあれほどの作品が完成したのだと察しております。
いかがでしたか?
米津玄師さんの人気曲Lemonについて今回はまとめ、そして彼の得意のイラストレーターや他にもちょっとした情報を紹介しました。このサイトでは徳島情報サイトして、米津玄師さんについても情報をバンバン発信しております。興味のある人はどうぞ他の記事も読んでいってください