[新型レクサスRC F]語る!走りと快適さを両立したクーペ・試乗ドライブした感想

レクサスRC Fは現行車にとって貴重な5リッターV8自然吸気エンジンを搭載しています。スペックだけを見れば、スパルタンなスポーツモデルだと思うかもしれません。

しかし、一度乗ってみると、まさにレクサスの乗り味であり、しっとりとしたラグジュアリークーペだと認識するはずです。モード切り替えによってエンジンレスポンスが変わるため、まさに走りと快適さを両立したクーペです。

[新型レクサスRC F]とはどんな車?試乗した感想まとめ

レクサス RC Fは、ISのクーペ版であるRCシリーズのスポーツモデルです。搭載されるエンジンは、IS Fと同じく5リッターV8自然吸気(2UR-GSE)で、最高出力は前期型が477馬力、後期型は481馬力を誇ります。

ライバルであるメルセデスAMG C63/63Sクーペや、BMW M4クーペなどはダウンサイジングターボ化を図っています。なのでRC Fは現行車の中では珍しく大排気量NAエンジンを搭載しています。

RCシリーズは4シーターの2ドアクーペであり、エクステリアデザインは伸びやかで美しい形をしています。RC Fにはそのエクスクルーシブ性とは違ったスポーティーな要素が散りばめられています。

前期型のオプションにはカーボンエクステリアパッケージが設定され、ボンネットやルーフ、可動式リアスポイラーといった部分にカーボンが用いられました。後期からは名称が変わりましたが、専用の鍛造ホイールやチタン製マフラーなど、走りに特化した装備が充実しています。

ボディーサイズや取り回しの良さから人気

私はこの車を雑誌で知りました。国産車・外国車共にDセグメントスポーツは近年人気を博しており、話題になるモデルが多いです。またそのボディサイズや取り回しの良さから、市街地で楽しめる限界ともいえる車です。実際、これ以上大きいサイズになると、色々な弊害が出てきます。

都心部では車に対応した機械式駐車場を探すのがかなり大変です。自走式駐車場は最低でも月5万円以上はかかるため、予算オーバーの人も少なくないと思います。この車はレクサスのFシリーズに当てはまります。Fシリーズの起源は、2010年に500台限定で発売された「LFA」という車にあります。LFAは4.8リッターのV10自然吸気エンジンを搭載し、発売当時の価格は3750万円と、日本製のスーパーカーとして世界中に知られました。

現在、LFAはそのサウンドの美しさと独特なデザインから、プレミア価格が付いています。

走りを楽しみたい人には面白い車

レクサスRC Fはどの年齢層にもあったモデルだと思います。理由として、他車のライバルモデルよりもサスペンションが柔らかいことが挙げられます。BMWの現行車であるF80/F82/F83型 M3/M4は、サスペンションの硬さをかなり感じます。

駐車場の出入り口や、高速道路の繋ぎ目などでかなり硬い突き上げを受けます。若い人なら許容範囲でも、壮年期のおじさん達には厳しいものがあると思います。

メルセデスAMGのC63/C63Sは、BMWほど硬いサスペンションではありませんが、かなり低めの排気音を感じます。この排気音が振動としてシートの座面まで伝わるため、走りを楽しむには面白い要素かもしれませんが、ゆったり乗りたい人には合わないと思います。RC F はメルセデス、BMWと比べて一番コンフォートな乗り心地に感じました。サスペンションはもちろん柔らかめで、シートもコンフォートな形状をしています。

実際に試乗した感想

レクサスRC Fをお借りして、小一時間ほど都内をドライブした感想を言います。単刀直入に言うと、かなりゆったりした車だと思います。レクサスはスポーツモデルとして押し出していますが、この車は様々な用途に使えると思います。

車両価格は約1200万円ほどするので、高級車としても充分なステータスを持っています。RC Fには走行モードがいくつか存在し、エコモードやスポーツモード、TVDモードなど、モードを切り替えると走りがすごく変わります。

街乗りではコンフォートやエコモードが望ましいと思いますが、スポーツモードやスポーツSモードに入れるとサーキットなどでも充分に楽しめるポテンシャルを持っているように思います。フロントにV8を搭載しており、決して軽い車ではありませんが、排気音やトルク感から運転する楽しさを感じました。

V8エンジンは唯一無二の存在か

やはりなんといっても一番の特徴は、搭載されているエンジンです。昔は自然吸気エンジンが当たり前で、むしろターボ車が珍しく、若い人に人気がありました。

しかし、現代では二酸化炭素や温室効果ガスなどの環境問題が指摘され、自動車の排気量は年々小さくなりつつあります。2008年頃は、W204型のメルセデスベンツC63 AMGなどのDセグメントセダンにM156と呼ばれる6.2リッターV8自然吸気エンジンを搭載していました。対抗馬のBMW E90/E92/E93 M3では、4リッターの自然吸気エンジン、またE60/E61 M5では5リッターV10自然吸気エンジンが搭載されるなど、排気量は増加傾向にありました。

しかし、近年ではダウンサイジングターボの波が世界に渡り、大排気量自然吸気V8エンジンは唯一無二のものとなりました。

乗り心地は非常によし

レクサスは基本的に、ラグジュアリーセダンの会社として知られてきました。当初は米国トヨタのブランドとして、アルテッツァがISシリーズ、アリストがGSシリーズ、セルシオがLSシリーズ、ハリアーがRXシリーズ、ソアラがSCシリーズ、ウィンダムがESシリーズといった形で、名前だけをアメリカ用に変えたブランドでした。

しかし、2007年頃にISシリーズがデビューし、レクサスはトヨタのサブブランドとしてリニューアルされました。しかし、ブランドの特徴は未だ健在で、やはり乗り心地は非常に良いと思います。ハイヤーなどではよくレクサスLSシリーズが使用されます。

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